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2015年2月9日月曜日

リンクは自由にどうぞ!

ちょっと前に見つけた本のご紹介です。最初はタイトルを読み間違いました。

  • ワールド・ワード・ウェブ」著者は上田浩史(Koji Ueda)さん、出版は株式会社研究社です。

うっかり、ワールド・ワイド・ウェブ(World Wide Web)と読んでしまったのですが、ワード(Word)でした。ちら読みしてたら面白いページを発見です。

  • P158 日本語・外来語 編「リンクはご遠慮ください!?

買って読んで貰いたいのですが、出版社のページから検索しても載ってないので絶版かも。手持ちの本は2002年の初版本です。この本は語源探究雑学エッセイ集「コトバ雑記」が単行本として刊行されたものなので、ネットで読むことが可能です。(*^^)v


さて、この「free」が名詞の後に付くと「duty free(デューティー・フリー=免税)」の例に見られるように「…がない」の意味になり、これまたよく誤解を生む原因です(因みに「無料の」の意味も「free of charge(=課金がない)」から派生しています)。海外で「smoke free(スモーク・フリー)」との張り紙を見たら「ここでタバコを吸ってもいいですよ」ではなくて「禁煙」の意味。「fat free(ファット・フリー)」のチーズやヨーグルトは「御自由にお太りください」…なんてわけはなく「脂肪分ゼロ」なのです。


確かに「リンク・フリー」を検索してみると沢山ありますね。その中からリンクフリー ‐ 通信用語の基礎知識をお勧めします。カタカナならまだしも「link free」とは書かない方が良いみたいです。それ故、今回のタイトルは日本語で「リンクは自由にどうぞ!」です。

別件で検索していて見つけたページ『リンクについて「リンクは自由!」』ですが、『ASCII.jp:日弁連が「リンク」の方針を転換 ネット掲示板での反発に』にもリンクしてました。更にASCII内のリンク先:『ASCII.jp:リンク許可問題、日弁連は「あまり深く考えていなかった」』を辿ると12年以上前にこんな事例があったのにも関わらず、未だにリンクに住所・氏名・電話番号などを明らかにするように要求するサイトがあるのが不思議です。またリンクは自由だけどトップページのみと書かれているサイトも多いです。身近なところでは福岡市 ホームページですが、ここのトップページ最後の『リンク・著作権等』にも書かれていますので、下記に引用します。

トップページ以外の各個別のページへのリンクについては、各ページに記載の担当課までお問い合わせください。

出典:http://www.city.fukuoka.lg.jp/sub/tyosakuken.html  ← リンクせず、テキストです。

担当課の職員さんにお手数をお掛けしないためにも、トップページ以外も自由にリンクして良いように変更しませんかとのお願いです。福岡市の信用を失墜させる内容では無い事はちゃんと読んで頂けると分るかと思います。
※逐一、担当課に問い合わせを行い返事を貰うまで書けないのはとても不便です。
※多分、「この検索」でリンクしなくても検索結果のトップに表示されます。

上記のA12を読むと「このような文言は道義的にはともかく、法律的には意味のないものと考えて差し支えありません。」と書かれています。リンク先をトップページに限定されると、そこから必要な場所まで辿り着ける保証はありません。確かにURLは変更されるかも知れないし、情報そのものが削除される可能性も有りますが、的確なURLにリンクした方が便利と思います。

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